教育用プログラミング言語WS

この期に及んでという気もしなくもないが,東京まで出向いてワークショップに参加。プログラミングで何を教えるかということに対していろんな意見を聞きたかったということが目的であるが,やはり論理性,問題解決力という感じではあった。言語自体としては,個人的には最後のビスケットが面白かった。
立場としては「目的のものがその仕組みを隠蔽化して簡単に書ける」と「目的のものの中身が見えてその仕組みが分かる」ということがあると思うが,どちらを取るかはやはり何を教えるかに依存して変わってくると思われる。
あとはプログラミングという行為がこの世界の本質として何に対応しているのかということも考えなければいけない。あとはプロのプログラマとなると,アルゴリズムの論理性よりも,データ構造やクラスなどのモジュール設計が実に重要な位置を占めてくる。欧米ではコンピュータ=プログラミングというイメージからComputer Scienceを専攻する人が減ってしまっているが,小さい頃からプログラミングに触れることにより日本でもこれを増長してしまわないか,プロのプログラマとしてはもっと学ばなければならないことがあるということが隠れてしまわないか,ということが心配ではある。
それにしても,今日は一日眠眠星人であった。往復の新幹線ではほぼ爆睡状態。