新しいマシン

HP Compaq nc4010でLinuxを動かすべくいろいろ頑張ってみましたが,メインマシンとして使うには解決すべき問題が多く,残念ですが分かったことだけ記して一旦断念します。素直にWindowsで使えばいいマシンなんでしょうけど。

  • ディストリビューションVine Linux 3.1
  • インストール
    • BIOS設定(起動時にF10)でUSB Regacy SupportをEnableにすると,標準オプションの外部DVD-ROM/CD-RW(コンボドライブ)から起動可能。
    • プリインストールのWindows XPを残したままパーティションを切るには,KNOPPIXというCDブート可能なLinuxで起動し,ntfsresizeで/dev/hda1のサイズを変更した後,fdiskで/dev/hda1を一旦削除してパーティションを切り直す。/dev/hda1のサイズはntfsresizeで指定したものと同じにしないとデータが壊れる(多分)。/dev/hda1をアクティブパーティションに再設定する。
    • Vine Linux自体のインストールは問題なく終了。Xの設定でモニタが自動認識されないので,1024x768 LCDを手動で選択する。
  • 内蔵イーサネット:eth0として問題なく認識される。
  • 内蔵無線LAN: そのままでは認識されない。ndiswrapperでも認識されず。Madwifiでは,eth1として認識されるものの,ifup eth1 するとOSごとフリーズ。
  • 電源管理:ACPIによるsoftware suspendは試していない(スワップパーティションを用意していなかった)。APMでは,apm -S によるスリープが可能だが,1時間で30%ほど電池を消費するので,事実上使えない。
  • カーネル2.6系:標準2.4系のkernel-sourcesに入っているconfig情報(/usr/src/linux/config/)を再利用してコンパイル可能。2.6系ではpcmcia-csが動かない模様なので,カーネルのPCMCIAサポートをONにする。ndiswrapperによる内蔵無線LANの利用が可能になる(添付CDに入っているnet5211.infを読み込む。デバイス名はwlan0)。しかし,その他のサービス(サウンド,電源管理等)を利用するにはrc.sysinitの全面見直しが必要な模様。