Computer Scienceの危機?

CACMの記事から。大学で計算機科学(この言い方が問題かも知れんが)を専攻する学生が欧米(日本でもそのようであるが)で激減しているという話。一方で,社会が求める技術者の数は今後も増え続けている。この状況をどうするべきか。計算機科学=プログラミングという認識が広がっているのが問題の一つ。計算機科学はInnovationにつながるという認識を持たせるようなカリキュラムにするべきという意見。過去にどのようなInnovationが起こったかということを伝えなければいけない。
そういう意味では,UCLA遠隔講義は斬新な内容なのかも知れない。
もう一つ。コンピュータを教育に用いることの「生産性向上」はどれほどであるか。過去に企業の生産性向上を目的として多数のコンピュータが導入されてきたが,その効果は明確ではない。教育でも同じことをやっているのではないか,という問題提起。